3月の月例会=報告

3月例会
平成25年3月17日

「碑(いしぶみ)が伝える郷土の歴史」
前県立文書館副館長 本井晴信氏

〈講演要旨〉
碑(いしぶみ)が郷土史とどのように結びつくのであろうか。見てすぐわかる碑、わかりにくく説明が必要な碑……。碑にもいろいろあるが、自分なりに調べたり、あるいはその背景を知ったりしていく中で、さらに楽しみも増してくるのではなかろうか。今回は身近な碑を見ながら話を進めていきたい。(以下、多数の写真が提示され、その一つ一つについて詳細かつ楽しい説明があった)
○ 昭和大橋欄干端の縄文土器(火焔型土器)
○ 白山神社・竹内式部碑
○ 白山神社・楠本正隆像
○ 白山神社・タマ公像
○ 白山神社参道・備前焼の狛犬
○ 白山神社古町側赤い鳥居脇の「県社白山神社」社号碑
○ 西堀通二番町駐車場前の新潟女子工芸学校「西堀校舎跡地」記念碑
○ 白山小学校前・二宮金次郎像
○ 白山神社・一の鳥居
○ 白山神社・ラジオ塔
○ 白山神社・昭忠碑、神の武天皇像
○ 古町通一番町神明社・芭蕉句碑
○ 古町通一番町神明社・行田魁庵碑
○ 古町通の良寛像
(この他にも多くの写真が提示された)
 郷土史に関係する資料は古文書だけではない。碑に古文書並みの価値を、そして文化財としての価値を与えてほしい。現在の県庁舎や、今オープンしようとしているメディアシップなども、歴史的に見れば記念碑の一つかもしれない。
 今までの資料にたよりすぎず、より多くの方々から碑について自分なりに調べていってほしいと願っている。